よく見かける
如来。如来の代表格である
四如来の一つです。如来の仏像を知る上で、基本となる形でしょうか。
当然、モデルはお釈迦様。インドのシャカ族の王子として生まれたゴータマ・シッタールタが、修行の後に悟りを開かれたお姿が釈迦如来というわけ。
如来は基本的に
手に何も持ちません。そして、今でいうジェスチャー「
印(いん)」を示しています。
一つのパターンが
右手は「
施無畏印(せむいいん)」、左手が「
与願印(よがんいん)」。
右手を軽く手をあげ
掌を相手に向けます。マジシャンが「右手に持ったハズの赤いハンカチが消えました!」と示しているように見えますが(?)、全く違います。「
どうぞ怖がらないで下さいな」という意味。いえいえお釈迦様、おそれ多いですってばm(^-^)m
そして左手を掌を前方〜上方に向けて
差し出しています。「何か下さい」ではありません。むしろその逆。「
願いをかなえましょう」と示しているのです。ホント、如来様って優しい。優しい如来様(^人^)
もう一つのパターンが
両手で「
禅定印(ぜんじょういん)」「法界定印(ほっかいじょういん)」を結びます。掌を上向きに両手を重ね、その上で親指の先を突き合わせます。
いかにも座禅っぽい手の形。瞑想してます。
これで
釈迦如来が分かっちゃいましたね(^人^)